仕事のスタイルを掴むのは難しい

仕事のスタイルは営業担当の数だけあるので、ここではどんな学生さんに当社の仕事が向いているかをお話したいと思います。当社は文系・理系の専攻は全く問いません。研修制度も充実していますし、文系の方もどんどん挑戦して欲しいと思っています。ただ一つだけ素質がいるとすれば、得意先との人間関係を築いていくうえで、人と接するのが好きな人が向いていると思います。理系を専攻している方は、理化学系だけではなく電気・電子や食品、環境系の方でも専攻が活かすことが出来ます。得意先には半導体や鉄鋼メーカー、化粧品、食品メーカー、さらには官公庁やリサイクル施設もあるからです。つまり何らかの生産活動と、それに向けた研究開発が行われている施設や機関が、私たちの営業対象なのです。


開発にいるような手応え

仕事は多岐にわたっています。具体的な事例を2つ挙げてみましょう。電気・電子分野の開発分野では、軽量・薄型・小型化が命題となっており、いかに小さな半導体基板を作るかが競われています。当社はそのお手伝いをします。たとえば、半導体基板の平面的な階層部分を、軽薄短小にするにはどのような表面処理が必要か。形上に工夫を施し表面積を拡大すことで、結果として基板スペースが縮小し、軽量化できます。
食品分野では、たとえばコンビニエンスストアのおでんのチーズ天。普通のチーズだと出汁にチーズが溶けだして困りますよね。だから、溶けないチーズを作りたい! そのため、どうしたらいいかをお手伝いします。安全な添加物を使用し、加熱してもチーズの結束が溶けないようにすれば問題は解決します。得意先の問題解決に向け、社員一人ひとりが専門知識を習得し、ご提案する。ときには営業という枠を越え、開発分野にいるような手応えを感じることがあります。


新しいことに挑戦しているからおもしろい

得意先の商品開発や、業務改善をサポートすることが仕事の出発点です。ある企業が商品Aを開発する際に、当社が提案した商品や資材、機械などが役に立って頂いたとします。やがてその商品Aが量産化されると、それらの生産現場でも当社の商品や装置は必ず必要となり、大量に使われるようになるのです。得意先は常に新しい分野に積極的に挑戦されているわけですから、私たちの仕事も当然そうなります。数十年経っても、熱意をもって仕事に取り組めるのはそのため。本当におもしろい仕事であるとおもっています。